NEBの発現用 コンピテントセル 様々な用途に対応した大腸菌株を提供 |
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一般的なタンパク質発現から、ジスルフィド結合を有するタンパク質の発現まで、様々な用途に対応した発現用コンピテントセルを提供しています。
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NEBのクローニング用コンピテントセルはこちら

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SHuffle Competent E.coli |
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正しいフォールディング(立体構造)のタンパク質を発現するコンピテントセル |
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封入体形成、タンパク質が本来の活性を示さない等でお困りの方はお試しください! |
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真核生物などのタンパク質を大腸菌で発現させる場合には、発現タンパク質が本来の活性を示さない 、インクルージョンンボディー(封入体)を形成するなどの問題が生じます。多くの場合は大腸菌がジスルフィド結合(S-S結合)を形成することができず、タンパク質本来のフォールディング(立体構造)を再現できないことが原因です。
SHuffleは遺伝子の改変により、細胞質でS-S結合を形成し、さらに不正確に形成されたS-S結合を修正することにより、正しいフォールディング(立体構造)のタンパク質を発現する大腸菌コンピテントセルです。
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(A)野生株の細胞質は還元状態であるため、S-S結合を形成することができず、タンパク質をフォールディングするとができない。(B)他社より販売されている大腸株は、細胞質でS-S結合を形成するが、不正確なS-S結合が形成されるため、正しいフォールディングの再現ができないことがある。(C)SHuffleは細胞質でS-S結合を形成し、さらに不正確に形成されたS-S結合を修正することにより、正しいフォールディング(立体構造)のタンパク質を発現する。
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NiCo21(DE3) Competent E.coli |
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夾雑物のないHisタグタンパク質の精製が可能なコンピテントセル |
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精製タンパク質の夾雑物混入でお困りの方はお試しください! |
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大腸菌で発現したHisタグタンパク質を精製すると夾雑物(主にGlmS, SlyD, ArnA, Can)が混入し、高純度のHisタグタンパク質を回収することができないという問題が生じます。 NiCo21(DE3)は問題となるGlmS, SlyD, ArnA, Can遺伝子が改変されており、夾雑物が最小限のHisタグタンパク質の精製を可能する大腸菌コンピテントセルです。 |
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(A)GlmS, SlyD, ArnA, Can はNiカラムに吸着するので、大腸菌野生株からHisタグタンパク質を精製するとGlmS, SlyD, ArnA, Canが混入する。 (B)Niカラム精製によりGlmS、さらにキチンカラム精製によりSlyD, ArnA, Canが除去されるので、NiCo(DE21) から精製するHisタグタンパク には夾雑物がほとんど混入しない。 |
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Lemo21(DE3) Competent E.coli |
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発現量を抑制することにより、タンパク質の収量を向上するコンピテントセル |
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封入体形成、毒性タンパク質、膜タンパクの発現でお困りの方はお試しください! |
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膜タンパク質など不溶性のタンパク質や大腸菌に毒性を示すタンパク質を発現すると、タンパク質の収量が低いという問題が生じます。多くの場合は封入体を形成する、大腸菌が死滅してしまうことが原因で、収量を向上しようとして、タンパク質の発現を誘導すると、さらに収量が低下するという問題が生じてしまいます。 Lemo21(DE3) はT7 RNAポリメラーゼによる発現を厳密に制御することにより、他の大腸菌株では発現困難である膜タンパク質や毒性タンパク質の発現を可能にする大腸菌コンピテントセルです。 |
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(A)T7 RNAポリメラーゼ活性を抑制する LysYの発現を調整することにより、タンパク質の発現を厳密に制御することができる。 (B)BL21(DE3)で発現すると大部分の発現タンパク質が不溶性となる(左図)。Lemo21(DE3) で発現を制御すると、可溶性タンパク質の収量が大幅に向上する(LysYの誘導により、タンパク質発現が抑制されるが、可溶性タンパク質の収量は向上する)(右図)。 |
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BL21 & BL21(DE3) Competent E.coli |
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一般的な発現用大腸菌 |
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NEB Express Competent E.coli |
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汎用性が高い一般的な発現用大腸菌 |
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・BL21 派生株
・一般的なタンパク質発現に最適
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