KpnI-HF
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格 |
保存温度 |
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R3142S | 4,000 units | 20,000 units/ml | ¥9,400 | -20C |
R3142L | 20,000 units | 20,000 units/ml | ¥38,400 | -20C |
R3142M | 20,000 units | 100,000 units/ml | ¥38,400 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- 制限酵素>ハイフィデリティー(HF)制限酵素
- 制限酵素>制限酵素
備考
- 備考:価格改定 (2023年4月1日)
特徴
認識部位:
| Isoschizomers
説明:
ハイフィデリティー(HF)制限酵素は 1) rCutSmartバッファーで切断可能、2) 5-15分間で切断可能、3) スター活性を極限まで低減、の特長を兼ね備えた次世代型制限酵素である。200種類の制限酵素がrCutSmart Bufferで切断可能である。
ハイフィデリティー(High-Fidelity, HF)制限酵素の詳細はこちら
由来:
Klebsiella pneumoniae OK8 (ATCC 49790)由来のKpnIを遺伝子改変したものをクローニングした遺伝子を有する大腸菌
付属試薬:
・rCutSmart Buffer (10X)
・Gel Loading Dye, Purple (6X)
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1ユニットは、全反応容量50 μl中、37℃で1時間において、1 μgのpXba DNAを消化するために必要な酵素量として定義される。
反応条件:
1X rCutSmart Buffer
37℃でインキュベーション。
1X rCutSmart Buffer 組成:
・50 mM Potassium Acetate
・20 mM Tris-acetate
・10 mM Magnesium Acetate
・100 μg/ml Recombinant Albumin
pH 7.9 @ 25°C
各バッファー中における活性:
NEBuffer r1.1 | : | 100 % |
NEBuffer r2.1 | : | 25 % |
NEBuffer r3.1 | : | 10 % |
rCutSmart Buffer | : | 100 % |
希釈バッファー:
Diluent A
保存温度:
-20℃
保存液組成:
・10 mM Tris-HCl
・50 mM KCl
・1 mM DTT
・0.1 mM EDTA
・200 μg/ml BSA
・50% Glycerol
pH 7.4 @ 25°C
熱による不活性化:
不可
メチル化感受性:
dam methylation | : | 感受性なし |
dcm methylation | : | 感受性なし |
CpG Methylation | : | 感受性なし |
品質管理
以下品質管理試験に基づいて各ロットが検証されている。
・ |
青/白スクリーニングアッセイ |
10倍過剰の制限酵素でDNAベクターを線状化し、再ライゲーションした後、LacZ beta遺伝子を発現する大腸菌株に形質転換し、白コロニーの出現頻度が1%未満であることを確認。 | |
・ |
エンドヌクレアーゼ活性(ニッキング) |
スーパーコイル状DNAと酵素を含む反応中において試験を実施。4時間のインキュベーションを行い、ニック導入率をアガロース電気泳動で決定。 | |
・ | エキソヌクレアーゼ活性(同位体標識塩基のリリース) |
同位体標識した1本鎖DNAと2本鎖DNA、それに酵素を含む反応中において試験を実施。4時間のインキュベーションを行い、同位体標識したヌクレオチドのリリース率を決定。 | |
・ | ライゲーションおよびリカッティング |
制限酵素でDNAを過剰消化した後、T4 DNA Ligaseで再ライゲーションする割合、それにリカットできる割合をアガロース電気泳動で決定。 | |
・ | 非特異的DNase活性(16時間) |
DNA基質を含む反応中において、非特異的DNAの分解を試験。16時間のインキュベーションの後、アガロースゲル電気泳動でDNAの分解が観察されないことを確認。 |
メモ
1. KpnI-HF™はKpnI (NEB #R0142)と同様のDNA切断活性を有するが、スター活性が低減されている。
2. Acc65IはKpnIのネオシゾマーである。KpnIは4塩基の3'突出末端を生成するが、Acc 65Iは4塩基の5'突出末端を生成する。