T4 RNA Ligase 2, truncated K227Q
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格 |
保存温度 |
---|---|---|---|---|
M0351S | 2,000 units | 200,000 units/ml | ¥14,600 | -20C |
M0351L | 10,000 units | 200,000 units/ml | ¥57,600 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- RNA研究用試薬>RNA修飾酵素
備考
- 備考:価格改定 (2023年4月1日)
特徴
・ アデニル化したRNAまたはDNAをRNAの3’末端にライゲーション
・ 1本鎖アデニル化プライマーをSmall RNAに結合してcDNAライブラリーを作製
・ 1本鎖アデニル化プライマーをRNAに結合して鎖特異的なcDNAライブラリーを作製
説明:
アデニル化されたDNAまたはRNAの5’末端をRNAの3’ヒドロキシ末端に特異的にライゲーションする。ATPを必要としないが、基質を事前にアデニル化しておく必要がある。T4 RNA Ligase 2, truncated K227Qは、T4 RNA Ligase 2, truncated (NEB #M0242) のシングルポイントミュータントである。K227Q変異により、リシルアデニル化活性が低減している。RNAの5’リン酸へのアデニル基転移活性が低減されているため、望ましくないライゲーション産物(コンカテマーや環状DNA)を減少させる。
ATPの必要が無いこと、アデニル化したリンカーの使用、それに酵素のリシルアデニル化活性の減少によって、ライゲーション反応のバックグラウンドを最小化できるため、microRNAのクローニングにおけるリンカーライゲーションに最適である。
由来:
T4 RNA Ligase 2 の最初の249アミノ酸をコードするプラスミドからMBP融合タンパク質として大腸菌内で発現。K227Q変異を導入。
付属試薬:
T4 RNA Ligase Reaction Buffer (10X)
PEG 8000 (50%)
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
200 unitsは、全反応溶液10 μl中、25℃、1時間で、31-merのRNAと17-merのアデニル化DNA末端 [Universal miRNA Cloning Linker(NEB #S1315)] の80%をライゲーションするために必要な酵素量として定義
反応条件:
1X T4 RNA Ligase Reaction Buffer
25℃でインキュベーション
熱による不活性化:
65℃、20分間
品質管理:
1本鎖および2本鎖DNAのエキソヌクレアーゼ、エンドヌクレアーゼ、RNase、ホスファターゼ活性のコンタミネーションが無いことを確認
濃度:
200,000 units/ml