Vaccinia Capping System
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格 |
保存温度 |
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M2080S | 400 units | 10,000 units/ml | ¥28,800 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- RNA研究用試薬>RNA修飾酵素
備考
- 備考:価格改定 (2023年4月1日)
特徴
・ in vivo および in vitro翻訳前のmRNAのキャップ化
・ mRNAの5’末端の標識
・ 1時間以内でキャップ化反応が完了
説明:
Vaccinia Capping Systemは、Vacciniaウイルスのキャップ化酵素を利用したシステムであり、RNAの5’末端に7-methylguanylateキャップ(Cap 0)を付加できる。キャップ構造は真核生物においてmRNAの安定化、輸送および翻訳に関与している。酵素によるキャップ化はin vitro翻訳、トランスフェクション、マイクロインジェクションに用いるRNAの安定性と翻訳効率を向上するための簡便な方法である。また標識GTPを用いればRNAの5’末端の三リン酸を簡単に標識できる。
本酵素は2つのサブユニット(D1およびD12)からなり、3つの酵素活性を持つ(D1サブユニットによるRNAトリホスファターゼおよびグアニリルトランスフェラーゼ、D12サブユニットによるグアニンメチルトランスフェラーゼ)。これらは完全なCap 0構造であるm7Gppp(5’)Nを付加するために必要である。キャップ化反応は効率が高いため、すべてのキャップ構造は正しい方向に付加され、キャップアナログが逆方向に付加されることはない。
由来:
Vaccinia(WR)キャップ化酵素遺伝子を有する大腸菌
キット内容:
Vaccinia Capping Enzyme
Capping Buffer (10X)
GTP (10 mM)
SAM (32 mM)
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1 unitは、37℃、1時間で10 pmolの(α-32P)GTPを80塩基の転写産物に取り込むために必要な酵素量として定義
反応条件:
1X Capping Reaction Buffer
37℃でインキュベーション
品質管理:
1本鎖、2本鎖DNAのエキソヌクレアーゼ、エンドヌクレアーゼ、RNaseのコンタミネーションが無いことを確認
濃度:
10,000 units/ml