Hot Start Taq 2X Master Mix
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格(税別) |
保存温度 |
---|---|---|---|---|
M0496S | 100 reactions (50 μl vol) | ¥9,400 | -20C | |
M0496L | 500 reactions (50 μl vol) | ¥37,000 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- ポリメラーゼ&増幅技術>ルーチンPCR
備考
- 備考:価格改定 (2023年4月1日)
特徴
・ 高い品質と信頼性のルーチンPCR酵素
・ 非特異的増幅を低減するホットスタート仕様
・ 便利なマスターミックス仕様
・ dUTP、dITPおよび蛍光標識ヌクレオチドを取り込む
説明:
Taq DNA ポリメラーゼは熱安定性ポリメラーゼであり、5' → 3'ポリメラーゼ活性および2本鎖特異的5' → 3'エキソヌクレアーゼ活性を有する最も一般的に使用されている酵素である。
Hot Start Taq 2X Master Mix は、テンプレートDNAとプライマーと混ぜるだけでPCRに使用できるマスターミックス溶液であり、Hot Start Taq DNA ポリメラーゼ、dNTP、MgCl2、KCl、安定剤を予め含む最適化溶液である。
Hot Start Taq DNA ポリメラーゼはアプタマーベース技術が使用されているホットスタート仕様である。独自の合成アプタマーが非共有結合でポリメラーゼに可逆的に結合することにより45℃以下でのポリメラーゼ活性を抑制している。そのため室温での反応セットアップが可能である。アプタマーは通常のサイクル反応条件下(最初の熱変性ステップ)でポリメラーゼから解離するため、サイクル反応前の高温活性化ステップは不要である。プライマーダイマーおよび非特異的産物の増幅を抑制できる上、サンプルを高温にさらす回数を減らし、反応時間も短縮できる。
DNA溶液、細菌コロニーおよびcDNA生成物などのルーチンPCRに最適である。また、ゲノムDNAを基質とした場合は4kb、またはラムダDNAを基質とした場合には5kbのDNA増幅が可能である。
由来:
Thermus aquaticus YT-I由来のTaq DNAポリメラーゼ遺伝子を有するE. coli株
アプリケーション:
・ PCR
・ プライマーエクステンション
・ マイクロアレイ解析
・ ハイスループットPCR
・ コロニーPCR
付属試薬:
MgCl2 (25 mM)
プロトコール
酵素特性および使用方法
反応条件:
1X Hot Start Taq Master Mix
1X Hot Start Taq Master Mix組成:
10 mM Tris-HCl
50 mM KCl
1.5 mM MgCl2
0.2 mM dNTPs
5 % Glycerol
25 units/ml Hot Start Taq DNA Polymerase
pH 8.6 @ 25°C
ユニット定義:
1ユニットは、75 ℃で30分間、10 nmolのdNTPを酸不溶性物質に取り込むために必要な酵素量として定義されている。
ユニットアッセイ条件:
1X ThermoPol反応バッファー、200 μM dNTP、[3H]-dTTPおよび15 nM活性型M13 DNAで反応
熱による不活性化:
不可
濃度:
2 X