PaqCI
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格(税別) |
保存温度 |
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R0745S | 200 units | 10,000 units/ml | ¥18,600 | -20C |
R0745L | 1,000 units | 10,000 units/ml | ¥76,200 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- 制限酵素>制限酵素
特徴
認識部位:
説明:
PaqCI は 認識配列の外側を切断する Type IIS 制限酵素である。切断には2か所以上の認識配列が必要である。AarI のイソシゾマーである。Golden Gate 法に応用できる。
図、PaqCI は AarI よりも高い特異性を有する | ||
1 ug Lambda DNA を 8 units の PaqCI (NEB#R0745) または AarI で切断した。反応条件は各社推奨条件に従った。反応産物を 1% アガロースゲルに供して電気泳動した結果、AarI は切れ残りがありスター活性を生じた一方、PaqCI は完全に切断してスター活性も確認されなかった。
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由来:
Paucibacter aquatile 由来の PaqCI 遺伝子をクローニング、大腸菌で発現
付属試薬:
・CutSmart Buffer (10X)
・PaqCI Activator
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1 ユニットは、全反応容量 50 μl 中、37 ℃ で 1 時間に、1 μg の λ DNA を消化するために必要な酵素量として定義される。
反応条件:
1X CutSmart Buffer (1x PaqCI Activator を添加)
37℃でインキュベーション。
1X CutSmart Buffer 組成:
・50 mM Potassium Acetate
・20 mM Tris-acetate
・10 mM Magnesium Acetate
・100 μg/ml BSA
pH 7.9 @ 25°C
各バッファー中における活性:
NEBuffer 1.1 | : | 10 % |
NEBuffer 2.1 | : | 100 % |
NEBuffer 3.1 | : | 10 % |
CutSmart Buffer | : | 100 % |
希釈バッファー:
Diluent B
保存温度:
-20℃
保存液組成:
・10 mM Tris-HCl
・300 mM NaCl
・10 mM DTT
・500 μg/ml BSA
・50% Glycerol
pH 7.4 @ 25°C
熱による不活性化:
65℃、20分間
メチル化感受性:
dam methylation | : | 感受性なし |
dcm methylation | : | 感受性なし |
CpG Methylation | : | オーバーラップするメチル化配列の幾つかの組み合わせによって影響をうける |
メモ
1. PaqCI は AarI のイソシゾマーである。認識配列と切断箇所は同じだが、酵素特性が異なることに注意する。
2. PaqCI は CpG メチル化によって影響を受ける。
3. 切断には 2 箇所以上の認識配列が必要である。付属の PaqCI Activator を使用することで切断効率が向上する。通常、酵素と 1:1 となるように添加するが、Golden Gate 反応においてはアッセンブル断片数に応じて PaqCI Activator の量を最適化する。
4. 長時間反応、高濃度酵素、反応溶液中のグリセロール濃度が >5% の場合、スター活性を生じることがある。