Endonuclease V
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格 |
保存温度 |
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M0305S | 250 units | 10,000 units/ml | ¥13,600 | -20C |
M0305L | 1,250 units | 10,000 units/ml | 販売終了 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- DNA修飾酵素&クローニング>DNA修復酵素
特徴
・ デオキシイノシンを含むオリゴヌクレオチドを切断
・ ミスマッチの切断
説明:
大腸菌由来の修復酵素であり、デオキシイノシン3’エンドヌクレアーゼとも呼ばれる。DNA中のデオキシアデノシンの脱アミノ反応の産物であるデオキシイノシンを認識し、2本鎖DNAのデオキシイノシン(対または不対)を持つDNAとデオキシイノシンを持つ1本鎖DNAを切断する。さらに効率は下がるが、AP部位、尿素、塩基ミスマッチ、挿入 / 欠失ミスマッチ、ヘアピン、対になっていないループ、フラップや擬似Y構造を持つDNAも切断する。エンドヌクレアーゼV自体は、デオキシイノシンや損傷を受けた塩基を除去しないため、DNAを修復するためには別のタンパク質が必要と考えられている。
Endonuclease Vは、デオキシイノシンのミスマッチの3’側にある2番目と3番目のホスホジエステル結合を切断する。2番目の結合は95%の効率、3番目の結合は5%の効率で切断して3’-ヒドロキシル基および5’-リン酸基となるニックを生成する。
由来:
マルトース結合タンパク質(MBP)を融合したEndo V遺伝子を有する大腸菌
付属試薬:
NEBuffer 4 (10X)
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1 unitは、全反応溶液10 μl中、37℃、1時間で、1個のデオキシイノシン部位*を持つ1 pmolの34 mer 2本鎖オリゴヌクレオチドを切断するために必要な酵素量として定義
*デオキシイノシン部位は、一方の鎖の中央にデオキシイノシンが存在するように34 merの2本鎖オリゴヌクレオチドを合成することにより作製
反応条件:
1X NEBuffer 4
37℃でインキュベーション
熱による不活性化:
65℃、20分間
濃度:
10,000 units/ml