pKLAC2 Vector
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格(税別) |
保存温度 |
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N3742S | 20 μg | 1,000 μg/ml | 販売終了 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- タンパク質発現&精製>K.lactis(酵母)発現システム
特徴
説明:
pKLAC2 ベクターは酵母Kluyveromyces lactisでのタンパク質発現用ベクターである。目的遺伝子がα-接合因子の分泌ドメイン (α-MF) の下流にクローニングされるようにデザインされており、K. lactisで発現した目的タンパク質はK. lactis細胞外に分泌される。またpKLAC2ベクター上のα-MF融合タンパク質はK. lactisゲノム内に組み込まれるが、複数コピーの相同組み換えが可能なため、複数コピーからの過剰発現が可能である。
K. lactisは工業規模でも利用されてきた高密度培養が可能な酵母であり、目的タンパク質を高い収量で得ることが可能である。 pKLAC2ベクターで使用している改変型LAC4プロモーターは大腸菌内で転写活性をもたない。そのため大腸菌において毒性を示す遺伝子のクローニングとK. lactisでの発現が可能である。pKLAC2 ベクターはK.lactis Protein Expression Kit (#E1000)に付属している。
大腸菌において、pBR322由来のpMB1複製起点により複製され (rop遺伝子は欠損している)、bla (ApR) マーカーを保有するためにアンピシリンで選択することが可能である。K.lactis GG799 コンピテントセル (#C1001)に形質転換した場合、SacII またはBstXIで直鎖状にされたpKLAC2がK. lactisの染色体のLAC4遺伝子座に組み込まれる。このように形質転換された酵母は、酵母ADH1プロモーターにより発現されるアセトアミダーゼ選択マーカー (amdS) により選択可能である。pKLAC2から発現されるアセトアミダーゼにより、形質転換細胞は限定培地においてアセトアミドを唯一の窒素源として利用することが可能になる。
由来:
標準的なプラスミド精製方法で大腸菌ER2268株から調製
特性
濃度:
1,000 μg/ml