O-Glycosidase
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格(税別) |
保存温度 |
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P0733S | 2,000,000 units | 40,000,000 units/ml | ¥25,600 | -20C |
P0733L | 10,000,000 units | 40,000,000 units/ml | ¥102,000 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- 糖鎖生物学&プロテインツール>グリコシダーゼ
備考
- 備考:価格改定 (2023年4月1日)
特徴
2015年3月より反応バッファーの名称が変更されました。詳細はこちら
特長:
・糖タンパク質からO結合型ジサッカライドをCore1 およびCore3 で切断
説明:
O-Glycosidase(Endo-α-N-Acetylgalactosaminidase) は糖タンパク質からO結合型ジサッカライドをCore1およびCore3で切断する。
由来:
Enterococcus faecalisからクローニングしたO-Glycosidase遺伝子を保有する大腸菌
付属試薬:
・Glycoprotein Denaturing Buffer (10X)
・GlycoBuffer 2 (10X)
・NP-40 (10%)
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1 unitは、全反応液100 μl中、37℃、1 時間において、5mgのneuraminidase分解済みFetuin(非変性)から0.68nmol のO結合性ジサッカライドを除去するために必要な酵素量として定義(1 unitのO-glycosidaseとPNGase Fはそれぞれ等モルのO結合型ジサッカライドとN結合型オリゴ糖を切断)
ユニットアッセイ条件:
5 mgの非変性Fetuin(Neuraminidaseでシアル酸除去したもの)にGlycoBuffer 2およびO-Glycosidaseを加えて37℃で1時間インキュベーション。Morgan and Elson AssayにてO結合型ジサッカライドを測定。
保存温度:
-20℃
1X Glycoprotein Denaturing Bufferの組成:
・0.5% SDS
・40 mM DTT
1X NP-40の組成:
・1% NP-40
1X GlycoBuffer 2の組成:
・50 mM sodium phosphate (pH7.5@25℃)
酵素保存液の組成:
・20 mM Tris-HCl
・50 mM NaCl
・1 mM Na2EDTA
pH 7.5 @ 25°C
熱による不活性化:
65℃、10分間
分子量:
約14.7 kDa
メモ
1. O-GlycosidaseはSDSで阻害されるため、糖タンパク質変性後は必ずNP-40を添加する。NP-40によるSDS中和機構は分かっていない。
2. 未変性の糖タンパク質の脱グリコシル化を行う場合、立体構造上O-Glycosidaseが切断サイトにアクセスしづらく、脱グリコシル化効率が低下する傾向にある。酵素量およびインキュベーション時間、反応温度を最適化する。
3. ほとんどの糖タンパク質ではO結合型ジサッカライドにシアル酸などが結合している。この場合はO-GlycosidaseだけでO結合型糖鎖の切断はできないため、Neuraminidaseと併用する。