TaqI-v2 ( 旧名称:TaqαI )
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格(税別) |
保存温度 |
---|---|---|---|---|
R0149S | 4,000 units | 20,000 units/ml | ¥11,400 | -20C |
R0149T | 4,000 units | 100,000 units/ml | ¥11,400 | -20C |
R0149L | 20,000 units | 20,000 units/ml | ¥46,400 | -20C |
R0149M | 20,000 units | 100,000 units/ml | ¥46,400 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- 制限酵素>制限酵素
備考
- 備考:価格改定 (2023年4月1日) 2020年2月製品名変更( 旧: TaqαI )
特徴
認識配列:
| Isoschizomers
由来:
TaqαIを過剰に産生するプラスミド(F. Barany、NEBクローンを使用)を有する大腸菌。TaqαIは末端アミノ末端2残基が置換されている。これによって、酵素活性に影響を与えることなく発現効率が向上される。
付属試薬:
・CutSmart Buffer (10X)
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1ユニットは、全反応容量50 μl中、65℃で1時間において、1 μgのλ DNAを消化するために必要な酵素量として定義される。
反応条件:
1X CutSmart Buffer
65℃でインキュベーション。
1X CutSmart Buffer 組成:
・50 mM Potassium Acetate
・20 mM Tris-acetate
・10 mM Magnesium Acetate
・100 μg/ml BSA
pH 7.9 @ 25°C
各バッファー中における活性:
NEBuffer 1.1 | : | 50 % |
NEBuffer 2.1 | : | 100 % |
NEBuffer 3.1 | : | 50 % |
CutSmart Buffer | : | 100 % |
※2020年2月情報更新。詳細は、メモ欄を参照
希釈バッファー:
Diluent B
保存温度:
-20℃
保存液組成:
・10 mM Tris-HCl
・300 mM NaCl
・1 mM DTT
・0.1 mM EDTA
・500 μg/ml BSA
・50% Glycerol
pH 7.4 @ 25°C
熱による不活性化:
不可
メチル化感受性:
dam methylation | : | オーバーラップするメチル化配列によってブロックされる |
dcm methylation | : | 感受性なし |
CpG Methylation | : | 感受性なし |
品質管理
以下品質管理試験に基づいて各ロットが検証されている。
・ | エキソヌクレアーゼ活性(同位体標識塩基のリリース) |
同位体標識した1本鎖DNAと2本鎖DNA、それに酵素を含む反応中において試験を実施。4時間のインキュベーションを行い、同位体標識したヌクレオチドのリリース率を決定。 | |
・ | ライゲーションおよびリカッティング |
制限酵素でDNAを過剰消化した後、T4 DNA Ligaseで再ライゲーションする割合、それにリカットできる割合をアガロース電気泳動で決定。 | |
・ | 非特異的DNase活性(16時間) |
DNA基質を含む反応中において、非特異的DNAの分解を試験。16時間のインキュベーションの後、アガロースゲル電気泳動でDNAの分解が観察されないことを確認。 |
メモ
1. TaqI-v2 は末端アミノ酸が置換されている。この置換により発現効率が向上されるが、酵素活性には影響しない。
2. オーバーラップする dam メチル化によってブロックされる。
3. 37℃ でインキュベーションした場合の活性は 10 %である。
2020年2月6日:各バッファー中における活性を更新
【更新箇所および内容】
NEBuffer 2.1 : 75 % → 100 %
NEBuffer 3.1 : 100 % → 50 %