HgaI
HgaIカタログ番号:R0154
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格 |
保存温度 |
---|---|---|---|---|
R0154S | 100 units | 2,000 units/ml | ¥11,800 | -20C |
R0154L | 500 units | 2,000 units/ml | 販売終了 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- 制限酵素>制限酵素
備考
- 備考:販売終了(2020年12月) Sサイズは販売継続
特徴
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認識配列:
| Isoschizomers
由来:
Haemophilus gallinarum (ATCC 14385)からクローニングされたHgaI遺伝子を有する大腸菌
付属試薬:
NEBuffer 1.1 (10X)
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1ユニットは、全反応容量50 μl中、37℃で1時間において、1 μgのφX174 DNAを消化するために必要な酵素量として定義される。
反応条件:
1X NEBuffer 1.1
37℃でインキュベーション。
1X NEBuffer 1.1 組成:
・10 mM Bis-Tris-Propane-HCl
・10 mM MgCl2
・100 μg/ml BSA
pH 7 @ 25°C
各バッファー中における活性:
NEBuffer 1.1 | : | 100 % |
NEBuffer 2.1 | : | 100 % |
NEBuffer 3.1 | : | 25 % |
CutSmart Buffer | : | 100 % |
希釈バッファー:
Diluent A
保存温度:
-20℃
保存液組成:
・10 mM Tris-HCl
・50 mM KCl
・1 mM DTT
・0.1 mM EDTA
・50% Glycerol
・200 μg/ml BSA
pH 7.4 @ 25°C
熱による不活性化:
65℃、20分間
メチル化感受性:
dam methylation | : | 感受性なし |
dcm methylation | : | 感受性なし |
CpG Methylation | : | ブロックされる |
品質管理
以下品質管理試験に基づいて各ロットが検証されている。
・ |
エンドヌクレアーゼ活性(ニッキング) |
スーパーコイル状DNAと酵素を含む反応中において試験を実施。4時間のインキュベーションを行い、ニック導入率をアガロース電気泳動で決定。 | |
・ | ライゲーションおよびリカッティング |
制限酵素でDNAを過剰消化した後、T4 DNA Ligaseで再ライゲーションする割合、それにリカットできる割合をアガロース電気泳動で決定。 | |
・ | 非特異的DNase活性(16時間) |
DNA基質を含む反応中において、非特異的DNAの分解を試験。16時間のインキュベーションの後、アガロースゲル電気泳動でDNAの分解が観察されないことを確認。 |
メモ
- 知られている3,000以上の制限酵素の中でも、HgaIは4塩基以上の突出末端を生成する数少ない酵素の1つである。1 μg当たりのDNAに対し、5 unit以上のHgaIで1時間以上インキュベーションして過剰に切断することは推奨しない。
- 哺乳類ゲノムDNAの切断は、CpGメチル化によってブロックされる。
- 1µgのDNAに対して、5 units以上のHgaIを使用して1時間以上インキュベーションすることは推奨しない。
- 反応時間が長い、酵素濃度が高い、グリセロール濃度が>5%の場合、スター活性を生じることがある。
- HgaIは基質DNAが無くなり次第、速やかに活性を失う。また37℃で1時間インキュベーションすることで失活する。