NciI
NciIカタログ番号:R0196
カタログ番号 |
サイズ |
濃度 |
価格 |
保存温度 |
---|---|---|---|---|
R0196S | 2,000 units | 20,000 units/ml | ¥12,000 | -20C |
R0196L | 10,000 units | 20,000 units/ml | ¥49,000 | -20C |
製品カテゴリ>グループ
- 制限酵素>制限酵素
備考
- 備考:価格改定 (2023年4月1日)
特徴
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
認識配列:
| Isoschizomers
由来:
Neisseria cinerea (NRCC 31006)からクローニングされたNciI遺伝子を有する大腸菌
付属試薬:
CutSmart Buffer (10X)
プロトコール
酵素特性および使用方法
ユニット定義:
1ユニットは、全反応容量50 μl中、37℃で1時間において、1 μgのλ DNAを消化するために必要な酵素量として定義される。
反応条件:
1X CutSmart Buffer
37℃でインキュベーション。
1X CutSmart Buffer 組成:
・50 mM Potassium Acetate
・20 mM Tris-acetate
・10 mM Magnesium Acetate
・100 μg/ml BSA
pH 7.9 @ 25°C
各バッファー中における活性:
NEBuffer 1.1 | : | 100 % |
NEBuffer 2.1 | : | 25 % |
NEBuffer 3.1 | : | 10 % |
CutSmart Buffer | : | 100 % |
希釈バッファー:
Diluent A
保存温度:
-20℃
保存液組成:
・10 mM Tris-HCl
・50 mM KCl
・1 mM DTT
・0.1 mM EDTA
・200 μg/ml BSA
・50% Glycerol
pH 7.4 @ 25°C
熱による不活性化:
不可
メチル化感受性:
dam methylation | : | 感受性なし |
dcm methylation | : | 感受性なし |
CpG Methylation | : | オーバーラップするメチル化配列によって影響を受ける |
品質管理
以下品質管理試験に基づいて各ロットが検証されている。
・ | エキソヌクレアーゼ活性(同位体標識塩基のリリース) |
同位体標識した1本鎖DNAと2本鎖DNA、それに酵素を含む反応中において試験を実施。4時間のインキュベーションを行い、同位体標識したヌクレオチドのリリース率を決定。 | |
・ | ライゲーションおよびリカッティング |
制限酵素でDNAを過剰消化した後、T4 DNA Ligaseで再ライゲーションする割合、それにリカットできる割合をアガロース電気泳動で決定。 | |
・ | 非特異的DNase活性(16時間) |
DNA基質を含む反応中において、非特異的DNAの分解を試験。16時間のインキュベーションの後、アガロースゲル電気泳動でDNAの分解が観察されないことを確認。 |
メモ
- NciIは、平滑末端断片よりライゲーションがより困難な1塩基の5'突出末端を有するDNA断片を生成する。
- 哺乳類ゲノムDNAの切断は、オーバーラップするCpGメチル化によって影響を受ける。
- 酵素濃度が高い、グリセロール濃度が>5%、pH>8の場合、スター活性を生じることがある。